都市を襲う大地震の恐ろしさ 阪神・淡路大震災から25年

Published by : SBSnews6
1月17日で阪神・淡路大震災の発生から25年です。時が経つとともに市街地を襲う大地震の恐ろしさを知らない世代が増えています。当時、何が起きたのか、神戸の街を取材しました。
 語り部 秦詩子さん「この辺から(高速道路が)全部ドーンと落ちてた。上通っていた車は全部落ちた」
 語り部の秦詩子さんです。秦さんの自宅は地震で倒壊した高速道路のすぐそばでした。
 25年前の1月17日。マグニチュード7.3の直下型地震が関西地方を襲いました。神戸市などで震度7を記録、死者数は6400人を超え、その多くは住宅の倒壊で亡くなったのです。当時としては、戦後最悪の被害でした。
 語り部 秦詩子さん「ここが再建した新しいマンション」
 秦さんの住んでいたマンションは柱がひしゃげて全壊となりました。
 語り部 秦詩子さん「私は家具と家具の隙間で助かった。もう少し自分の位置がずれていたら今いないと思う」
 秦さんは3カ月もの間公園でテントを張って生活しました。歩けば人が亡くなっている現場に遭遇するため当時は公園でじっとしていたといいます。
 語り部 秦詩子さん「この辺の家全部つぶれた。2階部分が1階になって下にいた人は亡くなった。家がつぶれたら命はない、ということを頭にたたき込んどかないと。そのうち何とかすればいいと思っていたら地震はいつ来るかわからない」
 阪神・淡路大震災を伝える神戸市の施設です。震災から25年の節目に未公開資料を展示しました。全壊した家屋の下敷きになったカメラや火災の熱で原形をとどめていないグラスなどが並びます。友だちを亡くした子どもが書いた作文もありました。今や、神戸市内に住む人の半数は阪神・淡路大震災を経験していません。
 語り部 秦詩子さん「少しの距離で被災地とそうでないところの違いがある。ものすごくショックだった」
 震災を知らない世代に揺れの恐ろしさを伝えようと秦さんは語り続けます。
 話を聞いた大学生「別に言葉が強いわけでもないのに重さがのしかかって重圧感があった」「これから準備して震災に備えておかないとだめだと思う」
 静岡県は南海トラフ巨大地震で広い範囲で震度7の揺れに襲われるとされています。激しい揺れだけでなく早ければ2分で津波も到達すると予想されます。
 静岡大学防災総合センター 岩田孝仁センター長「地震の後、周りの家が一軒でも道路に倒れて来たらその避難通路は通れない。地域全体が耐震化に対して取り組んでいかないと津波対策そのものもうまくいかない」
 県内の住宅の耐震化率は82.4%で、まだ対策は不十分です。今、地震が起きたとして自分や家族の命を守ることができるでしょうか。
 記者「朝、5時46分です。住人がまだ寝静まっているまさにこの時間に大きな揺れが神戸などの街を壊滅させました。今は震災の面影を感じさせないほどにきれいな街に復興しましたが、地震はいつ起きてもおかしくない、その事実は25年たった今でも変わりません」
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